Lang Langのピアノ練習法について
先日、中国出身の世界的ピアニストLang Lang(郎朗)が練習法を紹介している動画と出会いました。彼のピアノ練習法は私達の語学練習と驚くほど良く似ています。そして文学から数学、自然科学まで、あらゆる分野の学びにも通じるものがあります。
先ずは「練習開始適齢期は2歳から100歳まで!」というメッセージ。 言語学習の適齢期は、0歳未満(胎児)から100歳超までなので、少し違いはありますが、基本的発想は同じです。
「最初は一日1時間練習し、そのうち20分は基礎トレーニング、20分は小曲の練習、20分は即興練習に当てる」ことを彼は薦めています。語学で言えば基礎トレーニングは「発声・発音練習」です。小曲練習は「歌や詩、スピーチの音読と暗唱」、そして即興演奏は「自由な会話練習」や「好きなテーマについてエッセイを書くこと」に当たります。語学でも、いざと言う時、本当に役に立つのは普段からの即興練習です。
そして「なるべく誰かと一緒に演奏すること。」歌手と一緒に練習するとピアノが歌い始める。木管や金管と一緒に室内楽を演奏すれば音色に幅が出て来る。パーカッションが加われば、よりダイナミックなリズムが生まれる。
基本をしっかり抑え、作品に対して誠実であると同時に、自分の個性を活かし、魂をこめて弾く。その瞬間に新たな命が生まれる。
私たちも共に、創造的に学び続けることで「アーティスト」としての自分を再発見しましょう!