菅沼歩乃佳
ドイツ語のレッスンでは、テキストを暗唱しフレーズ学習を行いました。
繰り返し暗唱することで、自然に様々なフレーズを覚えることができます。
文法や、イディオムも、文中にある表現から学ぶことができるため、無理なく成熟のスピードを実感しながら学習を進めることができます。
毎日ドイツ語を唱えることで、耳がドイツ語に慣れ、ネイティブとの会話にも抵抗がなくなり、学習開始から半年で独検3級に合格することができました。
ウィーンへ留学に行った際は、このレッスンの経験が活き、文法の授業、現地での生活、どちらも満足のいく結果を残すことができました。
今後、同じ学習法で学ぶ方々の中には、初め、このメソッドを少し難しいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、毎日少しずつ暗唱学習を進めていくことで、必ずスキルが身に付きます。
大学時代にこの学習法に出会えたことが私にとっての財産です。
これからもこのメソッドをもとにさまざまな言語学習に励んでいく所存です。
石塚丸
私は企業の国際部門で働きたいという夢を持ち、大学時代に吉村教授の元で4年間英語とドイツ語を学びました。 授業ではDisney「アナと雪の女王」の主題歌である「Let it go」や、Appleの創業者であるSteve Jobsのスピーチを暗唱しました。ネイティブが書いた文章を暗唱することで正しい文法と発音を身につけることができました。 一度、正しい英語を身につけてしまえばあとは単語を入れ替えるだけの応用です。頭の中に正しい英語を蓄えることで、外国人とコミニュケーションをとる際に表現する言い回しが増えて、会話はよりスムーズに進みます。私は英語ならインタビューやディスカッションが可能ですし、ドイツ語は日常会話なら問題ありません。 語学を学ぶことはとてもチャレンジングですが、Birken Communicationsでは個性を引き出し、一人ひとりに合った指導がされるでしょう。 暗唱を効果的に使い、生きた本物の英語を身につけて自分の可能性を広げましょう。
柴田友稀
吉村先生のクラスでは音楽を通して英語を学びました。教科書を使った学習方法は単語、文法の知識は身につくものの実際の対人コミュニケーションで必要となる「伝える力」を養うには不十分です。歌を用いた先生との授業では歌詞の意味をイメージしながら発音練習を行いましたが、聞き手に歌の意味をより良く伝えるための練習となり結果として「伝える力」を身につけることが出来ました。先生に教えていただいたことはその後の留学生活、海外生活の中で大きく役立ち非常に感謝しております。英語以外にもドイツ語やスペイン語等を学習しましたが先生との授業をきっかけに音楽を通して言語を学ぶのが私のスタイルとなっており、これからも自分の知識、世界を広げるためにも先生から教わったことを糧に学び続けたいと思います。
小堀咲楽
吉村先生のクラスに参加してからたった2年で、ドイツ語をCEFRのB2レベルまで習得することができました。吉村先生独自の学習法である“暗唱”が私自身にもとても良い効果があり、その効果は大きく分けて2つありました。1つ目は、150〜200ワードの短いテキストの中にも多くの文法事項や語彙が含まれていて、それらを一度にまとめて学習・記憶することができたことです。また、文章を覚えてしまえば、実際の会話では単語を変えるだけで自由自在に応用することができるので他の言語に比べて圧倒的に早くドイツ人と日常会話ができるようになりました。2つ目は、声に出して暗唱することで、発音やリスニングの良い練習になったことです。覚えたテキストを声に出して発表する機会が毎クラスであったため、難しい発音やアクセントの確認ができました。また、慣れてきたらスピードをあげて読み上げ、速いドイツ語に慣れる訓練を行うことで、ネイティブの方が話すドイツ語のスピードにも追いつけるようにもなりました。今後もこの方法を活かして、第3、4言語の習得にも挑戦したいと考えています。
中央大学卒業生 大和田晴乃
一年生の時に出会ったこの語学学習法は今まで経験したことのないもので、文法や単語から学んでた私にとって目から鱗の学習法でした。 吉村先生の授業では、自己紹介やレストランでのやり取り、歴史の話、歌など多種多様な長い文章(A4サイズ一枚分)をスラスラ暗唱できるまで練習しました。タイムを測り誰が一番正確に早く暗唱できるか競ったり、暗唱した文章を全て紙に書き出したりすることで自分のものにすることができます。 一年生の冬にウィーンへ留学しましたが、暗唱内容の中の単語を入れ替えたりすることで相手と抵抗なくコミュニケーションを取ろうとすることができました。 また、少しでも聞き取れるようになる、相手とドイツ語で話そうとするきっかけの文章を言えることでやる気にも繋がります。 大学を卒業してから7年経ちますが、今もテキストを暗唱することができる程です。 現在中国で生活していますが、他の言語にも応用できるとてもおすすめな語学学習法です!
University of Tübingen Farewell Event
萬年巧
【私のクラスでの語学学習体験等について400字程度】 私は2015年より中央大学の第二外国語クラスにてドイツ語を履修した際、当時、選択科目であった吉村先生のドイツ語インテンシブコースを受講しておりました。本コースでは、主にスピーキング・リスニング能力向上を目的としたレクチャーが構成されており、具体的にはショートストーリーの暗記&音読、ロールプレイ、日常会話を使用したゲーム等、とてもインターラクティブな内容となっており、楽しみながら実践的にドイツ語を身に着けることができました。また、吉村先生の丁寧な発音指導や瞬間的にドイツ語で応答できるようにするためのトレーニングのおかげで、コース終了後のオーストリア/ウィーンでの短期留学ではクラスでの発言の場や日常生活で大変役に立ちました。その後、私はドイツ/ベルリンにて1年間交換留学を実施し、最終的にドイツ語能力はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)B1レベルまで到達することができました。 私が現在勤めている日系証券会社では学生時代の国際経験を活かし、海外のクライアントとグローバルなファイナンス案件を手掛けています。吉村先生のクラスは日本の典型的な外国語教育とは異なり、より実践的な語学力を養う為にカリキュラムが組まれており、当時のクラスで培った基礎力がその後の海外生活を築くための土台となっていました。
森一也
私は大学でのドイツ語の勉強を通じて、語学と言うよりもむしろ言語を用いたコミュニケーションを学ぶことができたと思っています。暗唱テキストを覚えることでシチュエーションや話し方を知ることができ、そこに自分の単語を代入することで、意志を込めることができます。このメソッドは言語を問わず、私の母国語の日本語で話す時も役立っています。特にスティーブ・ジョブズのスピーチは私のプレゼンのバイブルです。
大林(旧姓:辻)阿里紗
2007年中央大学商学部卒業
吉村先生によるドイツ語学習との出会いは、私にとって非常に刺激的な日々でした。
もっとドイツ語を学びたいメンバーを有志で集めたところ、吉村先生に魅了されたメンバーが学部や学年に関係なく集まり、毎週吉村先生の研究室で暗唱会を開催することとなりました。
吉村先生の語学学習方法は、良質な文章を暗記し、暗唱することで数多くの学びを得られることにあります。
例えば、一文の例文を覚えるのみでは、文章の繋がりや冠詞の使い方、ドイツ語特有の名詞の格変化や動詞の活用等、個別に覚えるのでは多大な労力が必要となりますが、この学習方法だとより簡単に習得でき、他のケースにも応用がききやすいです。
また、一度覚えた文章は自身の中に蓄積されるので、暗唱を繰り返していると、韻を踏むような感じで感覚的に新しい文章がスッと腑に落ちて入ってくるという感じです。
常に自分の意見を持ち、入念な準備をしてその場に備えること、他のメンバーの考えを聴き、それに自分の考えを融合させていくこと、これは社会人になっても大変活きている吉村先生から学んだスタイルです。
川崎雅貴
大学1年生の時に受講した吉村先生の言語学の講義には大変感銘を受けました。その後も先生が開講されておりました種々の講義や研究会に参加させていただきました。それらの中でも特に印象深いのは、私の大学院入学試験に向けて個人指導を賜ったことです。マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を題材にして英文読解、すなわち、読み解釈するということを勉強させていただきました。
進学先の立命館大学大学院人間科学研究科博士前期課程では、政治思想についての心理学的アプローチについて研究し、心理学の修士号を取得しました。現在は、同大学院先端総合学術研究科の博士後期課程に在籍しており、主にリチャード・ローティの倫理思想について研究しています。当時吉村先生に指導していただいた、読み、解釈し、批判するという思考の形式は今なお確かに私の中に息づき、研究に向かう際の重要な軸足の一つとなっています。
最後になりますが、吉村先生のこれまでのご好意に厚く御礼申し上げるとともに、益々のご活躍を祈念しております。
The Protestant Ethic and the Spirit of Capitalism/Max Weber