赤ちゃんは語学の天才

最近、少し混んだ電車の中で立っていると私の目の前に、お母さんに抱かれた生後8ヶ月くらいの赤ちゃんがいた。

何気なくその子に視線を向けると彼(彼女?)はまっすぐ私に視線を合わせる。その目がきれいに澄んでいてキラキラと輝いている。

その目は自分の前にいる「誰か」である私に「とても興味がある」というメッセージを発していた。

電車に乗っている大人達は全員スマホを見ている。そして「周りの人達には何の興味もないし、関わりも持ちたくない。」と言うメッセージを発している。

赤ちゃんはコミュニケーションの天才! 

生まれるとすぐに音に反応して微笑をする。(生理的微笑)

生後2~3ヶ月になると、目の前にいる人と目を合わせてニコッとする。(社会的微笑)

そして生後8ヶ月ごろまでは、世界のどんな言語の音でも聴き分けることができる。

この事はカナダでの研究で実証されている。世界には7000もの言語があると言われているので、いかにとてつもない能力であるかが解る。

生後12ヶ月前後で最初の言葉を発する。

生後18ヶ月頃から語彙の爆発的増加(word explosion)が始まり、1日平均9語を覚える。

そして6歳までには3000語以上を自由自在に使うようになる。

言葉も文法も意識的に勉強したわけではない。

いつの間にか体の一部になったのだ。人との触れ合いを通じて。

どんな人でも赤ちゃんの時はこんなに澄んだ目をしていたのだ。

そして「ふれあい」を求めていたのだ。

人の未来に少し希望が持てそうな気がした。

「汝ら幼子のごとくならずば神の国に入ることを得じ」

(マタイによる福音書18章2節)