私の生きがい
Aug 5
はじめまして!
おもてなしの日本語コース講師と事務、広報を担当している菅沼歩乃佳と申します。
初めてのBlog執筆なので少しだけ緊張しておりますが、お目通しいただけると幸いです。
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私は、中央大学で吉村先生の授業を受講していました。
語学系の学部ではなかったにもかかわらず、吉村先生の講義を含めて週4回もドイツ語のレッスンがあるという恵まれた環境で学生時代を過ごしていたことがあります。
今考えると、全くの初心者としてドイツ語の世界に飛び込んだにもかかわらず、抵抗感を感じずスムーズに学び続けられたのは、吉村先生のレッスンで"Language is Music."を体感できたからだと考えています。
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高校までは、知識の詰め込みだけで英語が得意だ!と感じていましたが、大学生になってからはこれが「通用しない」と痛感する日々でした。
留学生たちと暮らす国際寮にいたこともあり、自分の会話力の低さ、語学の知識だけしかないという浅はかさに落胆したことをよく覚えています。
しかし、週に3回吉村先生のレッスンを受講する中で、「単語を覚える」、「文法を覚える」だけでは語学に精通しているとは言えないということを学びました。
活きた言語、つまり「本当に使える、話せる言語」を身につけなければ何の意味もないのだと18歳の時に気づくことができたのです。
その気づきを得てからは、ドイツ語の知識を増やすだけではなく、発音をよりネイティヴに近づけるためにひたすら暗唱、ディクテーション、復習の日々を送りました。
自分で暗唱の精度を高めるだけではなく、クラスメイトの暗唱を聞き、客観的に学ぶことも欠かしませんでした。
その結果、自分でも驚きましたが無知識で飛び込んだドイツ語の世界が少しだけ自分に近づいてきたような気がしてくるのです。
新しい言語でも、繰り返し唱えることで耳と口が慣れてくるのです。
そうすると、新しい単語やフレーズに出会っても、「あのフレーズに似ているな…。」と感じ、新たな知識を身につけやすくなることを身をもって実感しました。
この学び方は、どの言語においても有効だと考えています。
オーストリアにドイツ語留学をした際も、自身の力不足を実感することもありましたが、言語面において苦労なく充実した生活を送ることができたので、この"Language is Music."の学び方は日本以外の場所での困難な状況にも対応できるのだと感じました。
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この考えや経験を元に、主体的に楽しく学び続けることができているので現在でも言語の学習は私の生きがいのひとつとなっています。
大学時代に貴重な経験ができた上に、このようにBirken Communicationsに関わることができていることに、心より感謝しております。
出会うすべての方とのご縁を大切に、Birken Communicationsの発展に貢献していけたら幸いです。
Birken Communications
日本語講師
事務・広報担当
菅沼歩乃佳